みなさん、夏と冬はどちらが好きですか?
個人的には冬が好きです。。。
そんなことより!
冬場の暖房使用時に、いきなり暖かい風が出なくなるなんて経験ありませんか?
こんな寒い時に故障?って思っちゃう人も多いと思います。
でも実はこれ、霜取り運転というエアコンの機能の一部なんですよね。
今回は、霜取り運転について詳しく説明し、対策を紹介していこうと思います。
他にもエアコンのトラブルとして、エアコンから異音!原因は汚れ?ガス抜け?放置したら氷が出てきました。という記事もあるので、当てはまりそうだなと思う方は、一度目を通してみてください!
霜取り運転ってなに?
そもそも暖房運転時、エアコンは熱交換器を使い室内に暖かい空気を送ります。
代わりに室外機からは外に冷たい風を吐き出しています。
それにより、冷やされた熱交換器に霜がついてしまいます。
外気温が低ければ低いほど霜が付きやすくなります。
熱交換器に霜が付着していると、空気の流れが悪くなり、効率的に取り込むことができなくなります。
そこでお待ちかね!
霜取り運転の出番です。
これ以上はヤバいなとエアコンが自分で判断し、一旦暖房運転をストップして、霜を取る時間が必要なわけです。
時間としては、だいたい10分から20分程度です。
通常の暖房運転とは逆に、室外機の熱交換器を暖め、霜を溶かします。
この作業を、霜取り運転といいます。
霜取り運転が終了すると、自動的に暖房運転が再開します。
寒い時にエアコンが止まるのって
なかなかストレスだけど
必要な時間なんだね。
ちなみに霜取り運転が作動しやすい気候としては以下になります。
これらの場合は、霜取り運転になりやすいので注意が必要です。
霜取り運転時の特徴
霜取り運転時の特徴を3つ挙げてみます。
エアコンによっては、霜取り運転のランプが付かない場合もあるので、これらの特徴で判断しましょう。
特徴からしたらもう完全に故障を
疑うよね、、。
でも全て理由を知れば納得できる
現象だよ!
ではそれぞれ詳しく解説していきます。
暖かい風が出なくなる
霜取り運転が作動すると、実は一時的に冷房運転に切り替わっています。
ただ、真冬に通常通り冷房運転をしてしまうと、部屋がとてつもなく寒くなってしまうので、室内機、室外機ともに送風ファンを止めた状態で冷房運転しています。
そのため、霜取り運転が終わるまで暖かい風が出なくなります。
冷房運転をすることで、室外機の熱交換器が暖まり、霜を溶かしてくれます。
「プシュー」などの音がする
霜取り運転時に、「プシュー」「シャー」「ポコポコ」という音を聞いて、故障かな?と勘違いしてしまう人も多いと思います。
何も知らないで聞いたら絶対「終わった、、、」ってなっちゃいますよね。
しかしこれも霜取り運転が正常に行われているサインです。
先ほども説明した通り、霜取り運転時には冷房運転に切り替わります。
直前まで暖房だったものが冷房に切り替わる際に「プシュー」などといった音がします。
「シャー」「ポコポコ」などと冷媒の流れる音がしますが、故障ではないので安心してください。
室外機から湯気が出る
霜取り運転の終盤には、室外機の熱交換器は、かなり暖かくなっているため、霜が溶けた水分が蒸発して、湯気が出てきます。
これを煙と勘違いして故障を疑うことがないように注意してください。
暖房は止まるし、ランプは点滅するし、変な音はするし、挙げ句の果てに煙(湯気)は出るし、かなり紛らわしいですが、正常に動いている証拠です。
霜取り運転の頻度を減らす6つの対策
次に、なるべく霜取り運転が作動しないようにする対策を紹介しようと思います。
必要な作業とはいえ、なるべく霜取り運転にはならないほうがいいですからね!
- 設定温度を下げる
- フィルターの掃除をする
- 室外機周りの整備
- 霜取り用のスプレーを使う
- エアコンの能力を確認する
- 寒冷地に強いエアコンを使用する
ではそれぞれ詳しく説明していきます。
設定温度を下げる
部屋が全然暖かくならず、温度を上げがちですが、温度を上げれば上げるほど、室外機から外に出る風というのは冷たくなってしまい、霜取り運転の頻度も増えてしまいます。
そのため設定温度を下げることが有効です。
普段設定している温度より1〜2℃低くすることで、電気代の節約にもなりオススメです。
また、温度を下げることによって部屋が寒いなと思う方は、断熱シートや、プチプチなどを窓に貼ることで外からの冷気を防ぐ、保温することができるので一度試してみてください!
もう一つオススメなのが、サーキュレーターや扇風機などを併用することです。
暖かい空気を室内に循環させるために使います。
ポイントとしては、上向きにすることで部屋全体に暖かい空気が循環しやすくなります。
エアコンだけに頼らず、他の暖房器具と併用することで厳しい冬を乗り越えましょう!
フィルターを掃除する
フィルターにホコリなどがついていると、空気の流れが悪くなり、霜取り運転が増えてしまう原因となってしまいます。
フィルターの掃除は、個人で手軽にできるため、こまめに掃除するように心がけましょう。
フィルターの掃除など、エアコンのトラブルに関してはこちらの記事にまとめているので目を通してみてください。
室外機周りの整備
空気の循環をスムーズにするために、室外機の周りには物を置かないようにしましょう。
また、雪が積もったりする場合にも空気の循環が悪くなるため、しっかり取り除きましょう!
簡易的な屋根を室外機に設置し、直接雪が積もらないようにするのもオススメです。
霜取り用のスプレーを使う
実は、霜取り用のスプレーというのも市販されています。
しかし、エアコン専用の霜取りスプレーというのは、調べてみた限り見つかりません。
空調用以外のものは、なるべく使用しないように注意してください。
エアコンの能力を確認する
エアコンの能力を確認するというのは、部屋に合ったエアコンを使っているかということです。
◯畳用といった表記を確認し、部屋にあったサイズかどうかを確認しましょう。
万一部屋のサイズにあってない場合、別の部屋に付け替え、新しく部屋に合うエアコンを買い直すなどの対策をとりましょう。
また、長年使っているエアコンの場合、機能面でも劣化している可能性があるので買い替えを検討しましょう。
寒冷地に強いエアコンを使用する
寒冷地に強いエアコンというのも存在します。
寒冷地用エアコンは、氷点下といった厳しい環境でも、通常に使用でき、部屋を暖める能力も高かったりします。
ただデメリットとして、通常のエアコンより値段は高く付きます。
暖房運転が再開しない場合は?
通常霜取り運転は、10〜20分で終了し、暖房運転が再開します。
ただ、どれだけ経っても暖房に切り替わらない、又は何度も霜取り運転になってしまう場合は、別の原因があることが考えられます。
先ほども説明した通り、フィルターが汚れていると霜取り運転が正常に機能しなくなります。
また、エアコン内部の掃除をしても、状況が変わらない場合はエアコン自体の不具合が疑われます。
その場合はすぐに業者に連絡しましょう。
試せることは全て試したら
やっぱり最後は業者に
頼むしかないよね。
無理に個人でいじってしまうと、思わぬ事故に繋がる可能性があるので注意してください。
まとめ
今回は、霜取り運転について解説しました。
霜取り運転は正常な機能だとはわかっても、なるべく霜がつかないようにするのがベストです。
なので今回紹介した対策で、自分にあった対策を見つけ、ストレスのかからない状態で冬を越せるようにしていきましょう!
それでは。
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