2024年に入ってから、合成麻薬「LSD」に似ているものの、法律では規制されていない「1D-LSD」を接種したあとに飛び降り死亡する事故が相次いでいます。
今回はそんな「1D-LSD」を接種した後のトラブルについて、注意喚起も含め解説していきたいと思います。
そもそも「LSD」って?
主に上記のような副作用があります。
視覚や聴覚に異常が出ることで、さまざまな色彩のものが見えたり、幻聴が聞こえたりするようです。
また、他の麻薬や覚醒剤に比べ、少量でも強力な幻覚作用があり、衝動性も上がってしまうようです。
例えば、普段は「空なんて飛べるはずない」と分かっているのにLSDを使用することで、それを可能だと思ってしまいます。
このように非常に危険なものなので、絶対使用しないようにしてください。
「1D-LSD」とは?
1D-LSDは、法律では禁止されていませんが、合成麻薬のLSDに似た成分が含まれている製品です。
厚生労働省は2024年2月に、「1D-LSD」の名称で流通している薬物が含まれる製品など6種類を医薬品医療機器法に基づき全国の店舗やインターネットでの販売を禁止する命令を出しました。
ただ、大麻やLSDなどの違法薬物は、法律で規制されても未規制の類似製品が作られるといういたちごっこが続いているのが現状です。
合法だからと安易に使用すると、取り返しのつかないことになります。
また、どのみち規制されていくものなので、絶対に手を出さないようにしましょう。
飛び降り死亡が相次ぐ?
2024年に入って、1月と2月で立て続けに「1D-LSD」を使用したことによる飛び降り死亡事故が相次いでいます。
1月には、四国地方に住む20代の男子大学生が「1D-LSD」を含んだと見られる製品を摂取後にマンションから飛び降り死亡しました。
続く2月には、新宿区で22歳の女性が同じく「1D-LSD」を含んだと見られる製品を摂取後、マンションの8階から飛び降り死亡しています。
一緒にいた男性は、女性が「1D-LSD」を摂取後、「新しい自分になる」「飛んじゃう」など意味のわからないことを話し、目を離した隙に飛び降りたと説明しています。
衝動性が上がり、飛べると思いこんでしまった可能性もありそうですね。
飛び降りだけじゃない?
さらに飛び降り以外にも「1D-LSD」を摂取したことで逮捕や保護される事例が増えています。
2023年8月には、町田市で16歳の男子高校生が「1DーLSD」を摂取したあと意味のわからない言動を繰り返し、通行人に暴行を加えたり、路線バスや車を壊したりして逮捕されています。
また、同じく、2023年8月に、台東区で「1D−LSD」を摂取した27歳の男性が屋外で全裸でいたところを警察官に保護されました。
首を切った痕が5箇所あったようで、病院にて治療を受けたようです。
このように、飛び降り以外にもさまざまな奇行に走ってしまうため、絶対に使用しないようにしてください。
まとめ
今回は「1D-LSD」の使用後の飛び降りが相次いでいることをまとめてみました。
摂取後に自分をコントロールできなくなり、最悪の場合は命を落としてしまうかなり危険なものとなっています。
また、ブログなどでも合法だからとおすすめしているようなものもあります。
規制されたとはいえ、しばらく流通は止まらない可能性があります。
ネットなどで手に入れられそうだからと手を出さないようにしてください!
その瞬間、人生が狂ってしまいます。
それでは。
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