お酒×エナジードリンクは危険!きっかけは「にじさんじ」?農林水産省が注意喚起!

みなさんお酒は好きですか?

好きでも嫌いでもやはり大人には飲みの場って付きものですよね。

人によって強い弱いはあると思いますが、今回はカフェインとアルコールの掛け合わせは実は危険ということを解説していきたいと思います。

知らずに飲み続けると最悪の場合、急性アルコール中毒となり、救急車に乗せられ病院送りになるので、この記事を通して少しでも注意喚起となればと思います。

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そもそも急性アルコール中毒って?

急性アルコール中毒とは、短時間に多量のアルコールを摂取することで起こる中毒症状(オーバードーズ)です。

俗に言う「イッキ飲み」のように短時間で大量のアルコールを摂取すると、肝臓でのアルコール代謝が追いつかなくなり、血液の中にアルコールが増えていくことになります。

その結果、アルコール血中濃度が急上昇し、「昏睡期」の状態に進んでしまいます。

これが急性アルコール中毒です。

昏睡期の状態では、意識が混濁し、呼吸麻痺や、吐いたものがノドにつまることで死に至るケースもあります。

どれくらいの飲酒量で急性アルコール中毒になるかという基準ははっきりしていませんが、一般的には血中アルコール濃度が0.3%を越えると泥酔期(脳に麻痺が広がった状態)、0.4%を越えると昏睡期(脳に麻痺が広がり、死の危険がある状態)になると言われています。

お酒に弱い人は、少量のアルコールでも危険な状態になるので注意が必要です。

どんな症状?

症状としては以下の通りです。

  • 歩行が困難
  • 意識がはっきりしない
  • 動悸や呼吸困難
  • 嘔吐や血を吐く
  • 失禁する

短時間で大量のアルコールを摂取するとこのような症状が現れます。

嘔吐のし過ぎで消化管の粘膜が傷付き、血を吐くこともあります。

特に昏睡状態になったり、意識の混濁、呼吸の回数が減少、血圧の低下や失禁などが見られる場合は重篤で、危険な状態です。

治療法は?

症状が軽度の場合は、嘔吐物などで窒息しないように横向きに寝かせます。

仰向けはNGです!

また、急性アルコール中毒になると、体温が低下するため、毛布などで体を暖めてあげます。

意識があれば、水分を取らせるようにしましょう。

重度の場合は、人工呼吸などが必要なケースもあります。

すぐに救急車を呼んで対処しましょう!

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アルコールとカフェインの同時摂取は危険?

農林水産省は2024年5月8日にX(旧Twitter)にてアルコールとカフェインを同時に摂取することへの注意喚起を投稿しました。

この投稿は、8日午前中にお酒とエナジードリンクを一緒に飲むことへの健康への影響に関する問い合わせが相次いだため、Xにて注意喚起に至ったようです。

最近多くのYouTuberがエナジードリンクを使ったカクテルを紹介していて、加えて直前でも人気VTuberグループ「にじさんじ」が同様の動画を公開していたため、問い合わせが相次いだとみられています。

農林水産省のHPでは、エナジードリンクの多用によって中毒死した例もあるとして、カフェイン濃度の高い飲み物などを紹介し、過剰摂取にならない飲み方を提示しています。

一方で、適切に摂取すれば健康やスポーツパフォーマンスの向上に有用であることも紹介しています。

なぜ危険なの?

近年「レッドブルウォッカ」など、当たり前のように親しまれているエナジードリンクを使ったカクテルですが、実は飲み方によっては非常に危険な飲み物となります。

理由は、エナジードリンクとアルコールを混ぜて飲むことにより、カフェインがアルコールによる機能低下を隠してしまうため、気付かぬうちに大量のアルコールを摂取してしまうことがあるからです。

酔いに気付かず結果として飲み過ぎてしまうということですね。

また、カフェインとアルコールにはどちらも利尿作用があるため、知らぬ間に脱水症状になってしまう危険性もあります。

まとめ

今回は、お酒×カフェインの危険性と急性アルコール中毒について解説しました。

当たり前のように出回っている飲み物ですが、飲み方によっては危険な飲み物ということを理解する必要があります。

アルコールだけでも自分で飲み方を制御するのは大変ですが、そこにカフェインが入ると尚更危険です。

この記事を読んで、アルコール×カフェインがいかに危険かを理解していただけたら幸いです。

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