重量鳶に必須の道具といえば油圧ジャッキですね!
機器の上げ下げなどに使う油圧ジャッキですが、何tもの重量物を持ち上げる故にジャッキ本体もなかなか重い物となっています。
しかし今回紹介する通称だるまジャッキは、耐荷重の割にかなり軽量となっており、持ち運びにすごく便利です。
そこでこの記事では、だるまジャッキのメリット、デメリットを解説していこうと思います。
また、重量鳶の必須道具をまとめた記事、重量鳶が使う道具まとめ6選!作業効率UP間違いなし!も併せて読んで頂けたらと思います!
そもそも油圧ジャッキの使い道は?
油圧ジャッキの使い道としては、車の整備や、重量物の据付などに使います。
今回は、重量鳶としての使い道を紹介します。
重量物を移動させるには欠かせない
重量物を移動させるためには、台車もしくはローラーなどを機器に履かせなくてはなりません。
その際、一時的に重量物を持ち上げる必要があります。
そこで油圧ジャッキの登場です!
油圧ジャッキで重量物を持ち上げ、台車などを履かせ、所定の位置まで運びます。
機器の据付に欠かせない
先ほどの説明の続きになりますが、所定の位置に持っていけば、あとは据付となります。
その際、台車またはローラーなどを抜いて、据付なければなりません。
そこでまた油圧ジャッキの登場です!
ジャッキアップして、台車などを抜いて据付ます。
重量鳶からすると、油圧ジャッキは絶対になくてはならない道具です。
だるまジャッキってなに?
正式名称は、ボトルジャッキです。
ただ見た目がだるまのような形をしているため、職人さんたちからだるまジャッキという名で親しまれています。
当然油圧式なので力は必要ありません。
ジャッキといえばいろいろな種類があり、爪付きジャッキなどは、爪の部分や頭の部分で持ち上げることができますが、このだるまジャッキは頭の部分のみでしか持ち上げることはできません。
しかし、本体重量が軽く持ち運びに便利ということで幅広く愛用されています。
だるまジャッキのメリット・デメリットは?
では、だるまジャッキを使用する上でのメリットやデメリットはどうなのか。
これから使用を考えている方はやはり気になりますよね!
だるまジャッキのメリット
だるまジャッキのメリットは以下になります。
ではそれぞれ見ていきましょう!
とにかく本体が軽い!
爪付きジャッキは、耐荷重にもよりますが15〜20kgほどあり、なかなか持ち運びが大変です。
慣れているとはいえ、やはり軽いに越したことはないですよね。
しかし、だるまジャッキは耐荷重20tのものでも本体重量は約10kgとかなり軽くなっています。
驚愕なのが、耐荷重2tのものとなると本体重量は約2kgと片手で運べちゃいます!
なんなら両手で2つ運べちゃいますね。
これでも2t近く持ち上げれちゃうと考えると恐ろしいですね!
作業効率という面では、道具の軽量化は重要となるのでかなりのメリットと言えます。
値段がリーズナブル
爪付きジャッキは安い物でも1万円〜1.5万円ほどしますが、だるまジャッキは耐荷重20tのものでも5千円前後で購入できます。
重量鳶として最低2つは持っておきたい道具ですが、それでも1万円前後で購入することができ、手頃な価格もメリットの1つです。
サイズが小さく収納に便利
だるまジャッキは耐荷重によって大きさは異なりますが、爪付きジャッキと比べると全体的にスリムです。
作業車に収納するまたは現場などで道具をまとめる時にスペースを取らないので非常に便利です。
だるまジャッキのデメリット
だるまジャッキのデメリットは、頭の部分でしかジャッキアップできないので使う場面が限られることです。
爪付きジャッキの場合は、機器と床に爪の厚み分隙間が空いていれば使えるのですが、だるまジャッキの場合は、ジャッキ本体分の隙間がなければ使うことができません。
なので臨機応変に使用するという面では向いていないのがデメリットです。
低床タイプのだるまジャッキ
先ほどあげたジャッキ本体分の隙間がなければ使えないというデメリットですが、それを補うのが低床タイプです。
低床タイプとは、本体の高さが低くなっており、より少ない隙間でも使用することができます。
値段は1.3万円前後と少し高くなりますが、作業の幅が広がるのでおすすめです!
まとめ
今回は、重量鳶の作業効率をあげる道具「だるまジャッキ」を紹介しました。
使える場面は限られますが、作業効率の面でも持っていて損はありません。
昔のような重い道具を使う時代も終わり、道具の軽量化も進んでいます。
みなさんも時代にあった道具を選んで使用することをおすすめします。
それでは。
コメント