近年の夏はかなり気温が高くなっていて35℃以上は当たり前ですよね。
そんな時にエアコンの故障ともあれば命の危険さえ感じます。
さらにエアコンの修理をするとなると、夏は繁忙期となっており、なかなか修理も予約ができずエアコン無しで過ごさなければならないこともあります。
そこで今回紹介するのは、エアコン無しで少しでも部屋を涼しくする方法です。
劇的に変わるといわけではありませんが、暑さを和らげる方法をみなさんにお伝えできればなと思います!
また、エアコンの効きが悪いと感じる場合は下の記事を参考にしてみてください!
室内でも熱中症の危険!
熱中症は外で起きるものとイメージしている人も多いと思いますが、実は近年増加しているのが「室内熱中症」です。
熱中症の約4割が住居敷地内や室内で起きているという結果を消防庁が発表しています。
室内熱中症の発生状況や対策を確認していきましょう!
室内熱中症の原因は大きく2つ挙げられます。
以上の場合、熱中症の危険があるので注意が必要です。
室内の温度・湿度が高い
室内の温度が28℃以上になると、熱中症になる可能性が高くなると言われています。
また、湿度が高いとたとえ室内温度が28℃以下でも暑く感じてしまいます。
なるべくエアコンで除湿モードを使用し、湿度を50〜60%に保ちましょう!
湿度を下げるだけでかなり体感温度も変わります。
帰宅後の水分・塩分補給ができていない
気温の高い外から室内に入ると体感温度が下がり、喉の渇きが感じにくくなります。
汗をかき失われた水分や塩分を補給しないまま過ごすことによって、熱中症のリスクが高まります。
数時間もしくは翌日に熱中症を発症する場合もあるので、定期的に水分・塩分補給をしましょう。
エアコン無しで涼しくする方法!
ここからが本題です。
真夏日にエアコンが故障して使用できないという最悪のシナリオを想定して、エアコン無しで暑さを緩和する方法を紹介したいと思います。
扇風機にひと工夫!
「真夏に扇風機だけなんて!」と思う人もいるかもしれませんが、扇風機にひと工夫するだけで冷たい風を送ることができます。
ひと工夫というのは、扇風機+保冷剤の組み合わせです。
扇風機の背面に保冷剤を取り付けるだけです。
扇風機は、エアコンのように冷たい風が出てくるわけではないので、あまりに気温が高いと生温い風しか出ないというデメリットが存在します。
そこで扇風機に保冷剤を組み合わせることによって冷たい風を送ることができます。
これは、液体が気化するときに熱を奪う性質を利用したもので、原理としては打ち水と同じです。
また、凍らせたペットボトルやバケツに氷水を入れて、扇風機の前に置くのも同様の効果があります。
保冷剤やペットボトルがすぐに用意できない場合などは、少し効果は下がりますが、濡れタオルを扇風機にかけるのもおすすめです。
ついでにハッカ油をタオルに数滴染み込ませると部屋中に清涼感が溢れ、より快適になります。
取り付け位置に注意!
保冷剤を取り付ける位置には注意が必要です。
普通に考えると風は前に吹くので、前面に付けたほうがいいのでは?と思いますよね。
前面に取り付けてもしっかり効果はありますが、効率面を考えると背面に付けることをおすすめします。
実は扇風機は、背面から空気を吸い込んで風を送っているので、冷たい空気を吸い込んだほうがより涼しく感じます。
また、保冷剤に直接風を当ててしまうことにより、保冷剤の溶けるスピードが早くなってしまいます。
交換する手間なども考えると、背面に付ける方が効率が良いと言えます。
水滴などへの対処
保冷剤の周辺にある空気が冷やされると、空気中の水分が水滴になります。
その水滴が扇風機に当たることで故障や漏電のきっかけになってしまいます。
タオルなどを巻き、水分が直接扇風機に落ちないように工夫しましょう!
また、ペットボトルなどを置く際も、下にタオルやトレーを敷くなりして対策しましょう!
窓を開け風を取り込む
エアコンが使えない場合は、窓を開けて室内にこもった熱気を逃がしましょう!
窓を開ける際も、風の通り道を意識しましょう。
対角線上にある窓を2箇所開けることで風の通り道ができ、効率的に部屋の温度を下げることができます。
片側の窓を少しだけ開け、もう一方の窓を大きく開けることで、風の少ない時も空気の流れが生まれやすくなります。
濡れタオルや保冷剤を首に巻く
濡れタオルや保冷剤で直接体を冷やすというのも効果的です。
保冷剤を巻く際は、直接巻くと低温やけどなどの危険があるので、必ずタオルを巻いて使用しましょう!
首以外にも脇の下、太ももの内側を冷やすことで、効果的に体温を下げることができます。
ハッカ風呂に入る
ハッカ風呂に入ることで、全身がスースーし、清涼感を得ることができます。
ハッカ風呂は、ハッカ油さえあれば簡単に作ることができます。
お湯をはった浴槽に数滴たらすだけで完成です。
寒く感じてしまうほど体感温度が下がるので、是非試してみてください!
入れ過ぎには注意しましょう!
また、お風呂に入るのが手間だと感じる人は、ハッカ油を垂らしたタオルで体を拭くだけでも効果があります。
部屋に直射日光が入らないようにする
窓から差し込む日差しが室内の温度を高める原因となってしまうので、なるべく部屋全体が日陰となるようにしましょう!
遮光カーテンやすだれなどで日光を遮断することをおすすめします。
まとめ
今回はエアコンが故障した際の応急処置としての対策を紹介しました。
近年の気温を考えると、エアコンが使えない状況は極めて危険です。
本格的な夏が来る前に、しっかりエアコンが動くかどうかの確認を必ずするようにしましょう!
それでは。
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