皆さん富士急ハイランドは行ったことありますか?
日本の遊園地といえば富士急ですよね!
今回はそんな富士急ハイランドで大人気だった「ド・ドドンパ」が2024年3月13日付けで営業終了となったことから、その理由をまとめていきたいと思います。
圧倒的スピードのローラーコースター
そもそも「ド・ドドンパ」は2001年〜2016年まで「ドドンパ」という名前でした。
しかし2017年よりコースを改良し、新たに「ド・ドドンパ」が完成しました。
発射1.56秒で時速180kmという世界No.1の圧倒的加速力が人気でした。
外国人からも人気で「ド・ドドンパ」に乗りたいがために日本に来る人も多いです。
年齢制限も10歳〜64歳と幅広い世代から愛されていました。
「ド・ドドンパ」は2021年より運休中!
「ド・ドドンパ」は乗客が負傷する事故が明らかになり、それ以降は運休を続けていました。
富士急ハイランドによると、2020年12月〜2021年8月にかけて、「ド・ドドンパ」を利用したことに起因する可能性があるけが人は12人おり、6人は胸や首などの骨を折る重傷を負っています。
営業終了した理由は?
今回「ド・ドドンパ」が営業終了した理由以下の通りです。
- 骨折事故が相次ぐ
- 逆走トラブル
- 安全運行の具体化が困難
では、それぞれ詳しく解説していきたいと思います。
骨折事故が相次ぐ
先程も説明しましたが、2020年12月から2021年8月までで、「ド・ドドンパ」を利用したことによるけが人が12人、そのうち骨折などの重症を負った人が6人います。
乗車後に頚椎や胸椎を痛めて病院へ行ったところ、骨折が発覚したみたいです。
また、その報道の後も骨折や痛みを訴える報告が複数件あったようです。
そのため2021年8月より運休していました。
また、事故原因の究明のため、国土交通省の事故調査部会と山梨県が立ち入り調査を進めていたようです。
逆走トラブル
「ド・ドドンパ」は過去に3度逆走トラブルが起きています。
2017年7月と2018年5月にタイヤのパンクが原因で逆走し、2020年1月には速度不足が原因で逆走しています。
2017年7月に関しては、営業開始からわずか2日目とのことです。
X(旧Twitter)の反応
安全運行の具体化が困難
運休以降、再開に向けメーカーなどと協議を重ねましたが、「安全運行を確信できる手段の具体化は困難」という判断になってしまったということです。
リスクを完全に除去し、運行することができず、富士急ハイランド側からしたら苦渋の決断だったのではないでしょうか。
「ド・ドドンパ」にリニューアルして4年ほどしか営業できず、一方でそれだけの期間でトラブルが相次いでいるので、仕方のないことなのかもしれません。
富士急ハイランド公式の発表
以下は2024年3月13日、富士急ハイランドの公式サイトにて発表されたものです。
ド・ドドンパにつきましては、2021年8月から国土交通省昇降機等事故調査部会、
同年9月から当社第三者委員会である顧客安全マネジメント調査委員会による調査を受けております。
現在まで、所管法令や運営・整備等への指摘はありません。
なお、顧客安全マネジメント調査委員会は2022年3月終了しました。国土交通省昇降機等事故調査部会による原因究明と再発防止策の調査・検討が進められている中で、お客様の負傷リスクと逆走停止リスクを完全に除去し、
安全運行を確信できる手段について、メーカーと協議を重ねて参りましたが、具体化は困難であるという結論に至り、
安全第一の遊園地営業という企業としての社会的責任を果たすべく、営業終了を決定致しました。当該機種(前身を含む)は、2001年12月に開業して以来、930万人もの方にご利用、ご支持いただいた富士急ハイランドを代表するコースターであります。
“富士急ハイランド公式サイト”
多数のお客様から営業再開のご要望をいただいておりましたが、それにお応えすることができない結果となり、誠に申し訳ございません。
また、せっかくご来園いただいたにも関わらず、負傷されてしまいましたお客様におかれましては、心よりお見舞いを申し上げます。
引き続き当社は、すべてのお客様の安全・安心を第一に営業して参ります。
営業終了を受け「X」の反応は?
「ド・ドドンパ」の営業終了を受け、X(旧Twitter)ではさまざまな反応が見受けられます。
やはり「ド・ドドンパ」を惜しむ声が多いみたいですね。
まとめ
今回は「ド・ドドンパ」が営業終了ということで、その理由を解説していきました。
もうあの加速力を体験できないと思うと残念で仕方ないですが、富士急ハイランドは他にも目玉コースターがあるので当分は我慢し、また新たな乗り物を期待しましょう!
それでは。
にほんブログ村
コメント