防災目的でポータブル電源を購入しようか迷っている人は多いのではないでしょうか。
近年は、地震や台風、豪雨などの被害が多くなっており、防災意識が高まっています。
ただ、安いものではないですし、実際必要なの?と疑問を持つのもわかります。
そこで今回は実際にポータブル電源は必要なのか、またはおすすめのメーカーを解説していきたいと思います。
ポータブル電源とは?
ポータブル電源とは、本体を充電しておくことで、電源のない屋外などでも電源を確保することができるバッテリーです。
スマホなどの充電に使われるUSB端子での出力に加え、AC出力も可能となっているので、家庭用のコンセントとして利用できる非常に便利なアイテムです。
そのため、キャンプや防災目的で購入する人が多くみられます。
災害時にポータブル電源は必要?
災害時にポータブル電源は必要なのかということですが、結論「どちらでもいい」です。
どちらでもいいと言われると適当だなと思うかもしれませんが、あれば便利で無くても不便ですがどうにか過ごせてしまうのも事実です。
そのため必ずしも必要とは言えません。
ただ大事なことなので2回言いますが、あれば便利です。
停電時に電源を確保できるというのは、不安やストレスを少しでも解消できるポイントです。
必要ない派の意見は?
では災害時にポータブル電源は必要ないと考えている人達の意見はどんなものがあるのでしょうか。
ではそれぞれ詳しく見ていきましょう!
停電してもすぐに復旧する
みなさんも「停電なんてすぐ復旧する」と思っている人は多いんじゃないでしょうか。
たしかに災害時のライフラインでは基本的に電気が一番早く復旧します。
小規模のものではその日のうちに復旧することもあるでしょう。
しかし、「東日本大震災」では復旧まで約90日かかった地域もあります。
また、今後確実に起こると言われている「首都直下地震」の被害想定では、電気の復旧に最低でも6日かかると予想されています。
このように大規模な災害が起こってしまった場合、高確率で長期間の停電の可能性が考えられます。
そんな時にポータブル電源があれば非常に便利です。
家族や友人と連絡を取ったり、情報を仕入れたりと災害時にスマホの充電ができるのはとても重要なポイントです。
また、容量の大きなポータブル電源があれば、エアコンなども使用することが可能です。
このようにポータブル電源があれば、日常に近い生活も送ることができます。
容量が少ないポータブル電源でもスマホの充電はできるので、準備しておくと安心です。
また、ソーラーパネルをセットで揃えておくことで、ポータブル電源本体の充電も可能です。
使うかわからないのにコストがかかる
いつくるかわからないし、そもそもこないかもしれない災害に対して、高いお金を払って買う必要があるのかと考える人も多いです。
たしかにポータブル電源は、コストがかかるため購入を躊躇してしまうのはわかります。
ただ、容量が少ないものは割とリーズナブルな値段となっていて、最低限のスマホなどの充電は問題無くできます。
いつくるかわからない災害に対して、前もって準備しておくのが防災対策なので、しっかり準備しておきましょう!
後々の処分が大変そう
モバイルバッテリーやポータブル電源などは、処分が大変そうというイメージですよね。
ポータブル電源は一般ゴミや粗大ゴミでの廃棄はできません。
しかししっかり処分する方法はあるので安心してください。
ポータブル電源は自分の住んでいる地域の自治体に持っていくことで処分してもらえます。
また、メーカーによっては無料または有料で回収してもらえます。
あらかじめ購入の際に、メーカーが回収してくれるのかも確認した上で購入することをおすすめします。
防災目的で選ぶ際のポイントは?
ポータブル電源といってもさまざまなメーカーや種類があります。
そのためどれを選べばいいかわからないひとも多いと思います。
そこで今回は防災目的に絞った選び方のポイントをいくつか紹介していこうと思います。
それぞれ詳しく解説していきます!
容量は大きめを選ぶ
防災目的で使用したい場合、容量は大きめのものを選びましょう!
容量というのはWhで表示されているもので
1,000〜2,000Wh程度のものを選ぶと安心です。
ただし、ポータブル電源は容量が大きくなるにつれて価格も高くなるので、財布と相談して決めるようにしましょう!
定格出力
定格出力とは、機器が正常に動作するために必要な最大電力です。
使いたい機器の消費電力(W)を把握し、それを上回る定格出力の製品を選ぶようにしましょう!
ちなみに電子レンジの消費電力の目安は1500Wとなっており、これだけあればほとんどの家電を使用することができます。
照明が付いているもの
停電時の夜は照明の確保が必須です。
ポータブル電源には照明が付いているものも多く出回っています。
わざわざ他に照明を用意しておく必要がなくなるため、照明付きを選ぶのがおすすめです。
また、キャンプなどで使用する際も便利です。
キャスター付き
防災用のポータブル電源は容量が大きなものを選ぶべきというのは先程も説明した通りです。
しかし容量が大きくなると、本体のサイズや重量も大きくなってしまいます。
そのため避難所に持って行く際などを想定して、キャスター付きのものを選ぶのがおすすめです。
しかしキャスター付きも値段が高い傾向にあるので注意が必要です。
ソーラーパネルに対応したもの
防災目的として購入するなら、ソーラーパネルでの充電に対応したものを選ぶようにしましょう!
ネットなどで購入する場合、セットで売っているので確認してみてください。
また、ポータブル電源の容量が大きければ、日頃の節電にも使用することができ、とても便利です。
太陽が出ている日中に充電しておいて、夜はポータブル電源から電気を供給することで夜間の電気代を節約できます。
長期間保証してくれるメーカー
ポータブル電源は価格も高く、気軽に買えるものではありませんよね。
また、防災目的で購入した場合、普段使う予定がなければ長期間保管することになります。
そのため、長期間保証してくれるメーカーを選ぶのをおすすめします。
主要メーカーなら長期保証もしっかりしていて、日本語サポートもあるので安心です。
長期間保証のあるメーカーは以下になります。
もしも迷ったら上記の中から探してみてください!
おすすめのポータブル電源は?
防災目的で買うべきおすすめのポータブル電源をメーカー別にいくつか紹介していきたいと思います。
Jackery(ジャクリ)
Jackeryは、アメリカのカリフォルニアに所在するポータブル電源やソーラーパネルを取り扱う企業です。
Jackeryの公式サイトはこちらから!
定期的にセールもしているので、セール時に買うとお得です!
「Jackery 1000 new」は、業界トップの軽さとコンパクトボディが売りで、圧倒的なコストパフォーマンスとなっています。
なんといっても大容量で10.8㎏というのは、業界トップクラスです。
この容量だとだいたい12〜16㎏ほどあるものが多いですが、軽いうえにコンパクトなのでキャンプや車中泊などにもおすすめです!
安心安全のリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載しているので、10年使える長寿命となっています。
また、3年間の基本保証に加え、製品登録でさらに2年間の実質5年保証となっているので購入後も安心です。
さらに大容量の2000Whはこちら↓↓↓
EcoFlow(エコフロー)
EcoFlowは、2017年に中国で設立された企業です。
中国というと少し嫌なイメージを持つ人もいるかもしれません。
しかしEcoFlowは大手メーカーで、比較的新しい企業ですが、ポータブル電源の売り上げシェア率世界2位と信頼できるメーカーです。
新発売の「DELTA3 plus」は、充電時間が業界最速の商品です。
最短充電時間は56分と業界最速になっています。
また、最大2000Wの電化製品に対応しているため、スマホの充電からドライヤーまでほとんどの家電に給電が可能となっています。
このバッテリーセルはIP65を取得し、防水耐性、防塵耐性、オイルミスト耐性という三重の保護を実現しているので、過酷な環境でも高信頼性、高性能、高安全性を発揮するポータブル電源となっています!
さらには専用アプリを使うことで、遠隔操作や効率的なエネルギー管理ができます。
さらに大容量の2000Whはこちら↓↓↓
Anker(アンカー)
AnkerもEcoFlowと同じ中国の企業です。
モバイルバッテリーなどで有名なAnkerですが、実はポータブル電源も販売しています。
EcoFlow同様中国の企業ですが、信頼できるメーカーです。
「Anker Solix」シリーズは、最もバランスに優れたポータブル電源です。
バランスの良さに優れたAnkerのSolixシリーズですが、業界屈指の充電速度で、100%充電までわずか58分です。
また最大2000Wの家電に給電することができます。
もしもの時に心強い防災機能として、一般的なポータブル電源と異なり、充電100%で長期保管できるだけでなく、主電源のOFF機能を新たに搭載することで、自然放電も抑制 (半年で約12%)。いざという時に最大限の電力を残すことができます。
購入後、やはり容量が少ないなと感じた場合、拡張バッテリーにて容量を増量することもできるので安心です。(拡張バッテリーは別売り)
BLUETTI(ブルーティ)
BLUETTIも上記の2つ同様に中国企業です。
2013年に誕生したブランドで、安全性が高く信頼できるメーカーです。
BLUETTI 「AC180」は、最先端の急速充電技術を採用しているため、わずか45分で80%まで充電できます。
最新版のリフト機能を採用しているため、電化製品の定格電圧を下げることによって、アウトドアや停電時に、電気ポットやドライヤーなど定格消費電力2700W以下の電熱線(電阻)搭載の家電でも使用可能です。
また、11個の出力ポートを備えていて、尚且つコンセントの幅に余裕があるため、ポートが空いてるのに差せないなどと悩む必要がありません。
注文日より5年間の保証が付いているのも心強いです!
場合によっては無料修理や交換の対応もしてくれるので安心です。
PowerArQ(パワーアーク)
PowerArQは、福岡県で生みだされた国産メーカーです。
品質を保証するPSEマークも取得しているので、とても安心です。
※ポータブル電源はPSEマーク必須ではない。
やっぱり信頼できる国産が良いという人におすすめです。
発火や爆発のイメージから外国産に抵抗がある人も一定数いるのではないでしょうか。
基本的にバッテリーである以上リスクは付きものですが、国産のものを使いたいという方におすすめです!
充電速度などは他のメーカーと比べ若干劣りますが、信頼という面で安心できます。
ISO9001、UN38.8など世界基準の様々な安全規格、品質テストに合格している点もポイントです。
まとめ
今回は防災目的でのおすすめのポータブル電源を紹介しました。
防災目的の場合、容量が大きいものが必須で、価格もそれなりに高くなります。
また、長期間保管することになる可能性もあり、保管場所などにも気をつけなくてはなりません。
購入する際は安心できる大手のメーカーから選ぶようにしましょう!
安いからと聞いたことのないメーカーのものを選ぶと思わぬトラブルを招く可能性があります。
それでは!
コメント