台風シーズンと言えば7月〜10月ですよね。
近年大型台風が上陸しては、各地で甚大な被害を引き起こしてます。
毎年この時期が来ると不安になる地域も多いはずです。
そこで今回は、台風が来る前に準備しておく物や対策を紹介していきたいと思います!
台風接近時に備えが必要な理由は?
メディアなどでも台風の接近時、備えなどを訴えていたりしますが、なぜ必要なのでしょうか。
主に上記のことが理由となります。
では台風上陸時に起こり得ることを踏まえて解説していきたいと思います!
停電の可能性
台風の影響で停電するのは、強風で飛ばされた物によって電線が損傷したり、大雨で生じた土砂崩れで電柱や電線が損傷したりするのが主な原因です。
みなさんも飛散物が電線に引っかかって火花が発生するような映像をニュースなどで見たことがあると思いますが、そういった影響で電線が損傷すると停電が発生してしまいます。
また、落雷による停電もあります。
雷が電線などに落ちると、電線・変圧器といった電気を送るための設備が損傷し、各家庭に電力を送れなくなり停電が発生します。
台風による停電の可能性は高いので、しっかり対策する必要があります。
断水の可能性
台風で断水が起きる原因は、浄水処理場の停電や取水施設・水道管の破損などが挙げられます。
浄水処理場は、水源から調達された水を飲み水として使用できるようにする施設ですが、停電してしまうと、供給できなくなってしまいます。
また、豪雨による土砂崩れなどの影響で、配管が破損すると一般家庭への水の供給ができなくなってしまいます。
このように停電によって断水してしまう可能性もあります。
ガスの供給が停止する可能性
台風の影響により、ガスの供給が停止することもあります。
ガスメーターは、震度5以上の揺れを感知すると自動で止まる仕組みとなっていますが、強風による揺れや飛散物などの衝突によってガスが止まってしまうことがあります。
そのためガスの供給停止時の対策も必要です。
飛散物などによる家や車の破損
台風が接近すると、強風の影響で倒木や飛散物などで家や車が破損してしまう可能性があります。
強風によって窓ガラスが割れてしまう危険性もあります。
また、しっかりと対策していないと家の物が飛び、近隣に迷惑をかけてしまうこともあるので注意が必要です。
外出できなくなる
大型台風が上陸すれば、豪雨や強風などにより、外出ができなくなる可能性があります。
また、スーパーなどが閉まっていたりと思うような行動ができなくなってしまいます。
事前にしっかり対策しておきましょう!
台風上陸前にやるべき対策は?
前述したように、停電や断水、飛散物など台風によってさまざまな影響があります。
いざそのような状況になった時、事前に対策しておけば安心ですよね!
ではどのような対策が必要か考えてみましょう!
上記のような対策をしっかりしておきましょう!
非常用品を準備しておく
台風が上陸すれば、停電や断水などの可能性があるのは説明した通りです。
では実際何を準備しておけばいいのか考えてみましょう!
- 食料品(乾パン・缶詰・粉ミルクなど)
- 飲料水
- 衣類・タオルなど
- 常備薬
- モバイルバッテリー
- ポータブル電源
- 貴重品(通帳・現金・身分証・保険証など)
食料は3日〜1週間分程度は準備しておくと安心です。
物流が滞ってしまうと、食料の調達ができなくなってしまうのでしっかり準備しておきましょう!
また、断水や停電になってしまった場合、復旧までどれだけかかるかわかりません。
復旧が遅れても対応できるよう、飲料水やポータブル電源を準備しておくと安心です。
今や災害時に、連絡を取ったり情報を手に入れる際に携帯は必須ですが、停電時は充電ができなくなってしまいます。
そのため、モバイルバッテリーも必ず用意しておきましょう。
モバイルバッテリー本体の充電も忘れないように!
停電が発生すると、ATMなどが使えなくなったり、キャッシュレス決済ができない可能性があります。
そのため現金を手元にいくらか残しておくと安心です。
台風接近時に備えるのはもちろんですが、直前でバタバタしないためにも日頃から備えておきましょう!
家周りの整理
家の周りにある飛びやすいものは、屋内に入れるかしっかり固定するように対策が必要です。
自宅に向かって飛ぶことはもちろんですが、近隣に飛んで破損させてしまうケースもあります。
また、室外機などが倒れてしまうことも考えられます。
転倒防止対策などがされていない場合は、ロープで固定するなどの対策をしましょう!
- 植木鉢・園芸用品
- 自転車
- 子供用の玩具
- テラスデーブル・椅子
- 物干し竿
- DIYグッズなど
当てはまりそうなものがあればすぐに対策しましょう!
戸締りをしっかり
強風や飛散物などで窓ガラスが割れるのを防ぐためにも、台風が近づいてきたら必ずシャッターや雨戸を閉めるようにしましょう!
シャッターが無い場合は、窓ガラス強化用のフィルムを貼るのも効果的です。
緊急の場合は、段ボールやブルーシートなどで窓を保護するのも一つの手です。
その際、風で飛んでしまわないようテープやロープなどでしっかり固定するようにしましょう。
また、ガラス飛散防止フィルムを貼っておくと、万が一割れてしまった時にガラスの散らばりを防ぐことができます。
よくメディアで取り上げられているガムテープ・養生テープを窓ガラスに貼るのも効果的です。
ただ、テープを貼るのはガラスの飛散防止のためであり、窓ガラスの補強にはならないので注意が必要です。
排水溝の掃除
台風の影響で大雨となる可能性が考えられます。
その際、排水溝に汚れが詰まっていると、水捌けが悪くなり、排水が追いつかなくなってしまい、浸水の原因となってしまいます。
台風接近時には、ベランダなどの排水溝のチェックも必ずしましょう!
また、意外と知らない人も多いかもしれませんが、室内の排水溝も対策が必要です。
大雨の影響による急激な水位の上昇で下水管が満水になると下水が逆流し、トイレや風呂場、洗濯機などの排水溝から水が噴き出すことがあります。
逆流しても吹き出さないよう、ビニール袋に水を入れた「水のう」を排水溝の上に設置することで逆流を防ぐことができます。
玄関に土のうを設置
土のうとは、浸水を防ぐために使用する土木素材です。
玄関など浸水の可能性がある場所に土のうを置き、浸水を防ぐようにしましょう。
土のうは、台風接近時などに各市町村の役所や消防署などで無料配布していることがあります。
自分の住んでいる地域で配布してないか調べてみましょう!
また、最近では土が無くても使える吸水タイプの土のう袋も市販されています。
もし土のうが用意できなければ、前述した水のうでも代用できます。
ビニール袋を二重にすると耐久性が上がります。
ハザードマップやキキクルなどで事前に把握しておこう!
河川や海、急斜面などが自宅の周りにある場合、氾濫や土砂崩れなどの危険性があります。
ハザードマップやキキクルを活用して、必要な時には避難することも大切です。
前もって自宅周辺の危険な箇所や避難場所を把握して、いざという時に速やかに動けるようにしましょう!
まとめ
今回は台風接近時に準備すべき物と対策を紹介しました。
近年は大型台風による川の氾濫や強風による被害が多くみられます。
「いつも大丈夫だから今回も大丈夫だろう」と何も対策をしていないと、思わぬ危険に巻き込まれ、今後の人生を棒に振ることになるかもしれません。
やらぬ後悔よりやる後悔という言葉があるように、台風対策は確実にやって後悔する方がいいです。
台風の予報が出たらすぐにでも行動し、自分、家族の身を守りましょう!
それでは!
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